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【体験談】公務員から民間企業へ転職した感想

「公務員から民間企業へ転職したいけど後悔しないか不安」
「民間企業へ転職してやっていけるか怖い」

そんな不安を抱えていませんか?

私も公務員から民間企業へ転職する前は同じような不安を抱えていました。
仕事を変えるというのは大きな決断です。
特に予測不可能な時代と言われる現代で、公務員の安定を捨てるのは勇気が入りますよね。

この記事では、コロナ禍の2021年に公務員から民間企業へ転職した私の感想をお伝えします。
公務員から民間企業へ転職しようか迷っているあなたの参考になれば幸いです。

この記事で分かること
  • 公務員から民間企業へ転職した現在の感想
  • 公務員から民間企業へ転職したメリット
  • 公務員から民間企業へ転職したデメリット

ぜひ最後までお読みください!

公務員から民間企業へ転職した現在の感想

まず、結論ですが私は転職して良かったと断言できます。

私はコロナ禍真っただ中の2021年に、5年間勤めた某政令市市役所から転職しました。
理由は専門スキルを身に着けて自分の市場価値を高めたかったからです。

私が勤めていた市役所では3年に一度異動があります。私も異動を経験したのですが、全く違う職種になり異動前に身に着けた知識がほとんど役に立ちませんでした。
良く言えば色々な仕事を経験できるのですが、悪く言うと専門スキルが身につかない。
このような状況では「どうせ3年でリセットだし」と仕事にやりがいを感じることができませんでした。

現在私は民間企業の経理として働いています。
経理の仕事は事務職でも簿記や会計の専門的な知識が必要で、働いていくほどに経験やスキルが蓄積され市場価値が上がっていく実感があります。自分の努力次第で理想の会社、働き方を手に入れられる。そんな希望を描けるようになりました。

転職して初めは大変なことやとまどうこともありましたが、公務員という肩書を捨て民間企業へ転職をして心から良かったと感じています。

公務員から民間企業へ転職した4つのメリット

ここからは実際に公務員から民間企業へ転職して感じるメリットを紹介していきます。

やりがいを持てるようになった

公務員時代は正直にいうと、仕事にやりがいというものを持てなかったです。

公務員時代は年功序列が色濃く、頑張っても賞与や昇進に繋がることは中々ありませんでした。市役所という仕事柄個人目標として明確な数値や成果を上げることが難しく、収入の差は残業量くらいしかありません。
明らかに仕事を放棄しているような人でもクビにならず、在籍年数が上なだけで自分より収入を得ていることにもやるせない気持ちに…

その点民間企業では仕事を放棄しているような人はいませんし、頑張った分だけ賞与や昇進に繋がります。
実際に私も資格を取得して基本給がプラスされました。

このように公務員時代にはなかったやりがいを感じることができていてとても幸せに感じています。

働き方が自由になった

コロナ禍を機に民間企業は積極的にリモートワークを取り入れ始めました。
前職の市役所でもリモートワークを少しずつ取り入れてはいましたが、出社しなければならない職場が多く、在宅勤務ができる職場はほんの一握りでした。
勤務時間も特別な事情がなければ固定的でした。

私が転職した会社はフレックスかつ在宅勤務も推奨している会社でした。
公務員時代は当たり前に満員電車に乗り、閑散期にも定時まで拘束されていました。
それが繁忙期以外は週3在宅、出社しても混雑時間を避けられる環境になりました。
私はお金よりも自分の時間を重視していたため、通勤時間が無くなることや、繁忙期に長時間働いた分、閑散期に早く仕事を切り上げられるようになりとても幸福度が上がりました。

市役所も少しずつ働き方の改革はしていますが、市民相手の仕事では限界があると思います。

副業で稼げる

民間企業に転職したことにより副業ができるようになりました。

公務員法により禁止されているため、公務員は副業ができません。首相がリスキリングで副業を推める時代におかしいですよね。
私は副業ができるようになったため、ブログやwebライターの活動を始めました。

先行きの分からないこれからの時代、複数の収入経路は確保したいですね。

スキルアップに前向きになった

公務員時代は資格取得やスキルアップなんて考えたことがありませんでした。
3年で異動するし、資格を取ってもあまり評価されず、資格取得の補助も無い。
それどころか資格の勉強を始めたことが知られると、転職を考えているんじゃないかと勘ぐられることもあります。

その点民間企業では個人目標に資格取得を掲げることは当たり前です。
会社が奨励しているので資格取得の補助金や、学習教材の提供などスキルアップの場を設けてくれます。
私も経理として簿記の取得やFASS(財務経理能力検定)など会社の費用で受け、その成果で賞与が5万円ほどアップしました。

公務員から民間企業へ転職した3つのデメリット

収入が下がった

私は公務員時代の年収は約400万円でしたが、転職当初は役350万円になり50万円ほど下がってしまいました。

未経験で専門職である経理職で入社したためです。
私の場合年収については割り切っていました。
やりたい仕事に未経験で着くためにはしょうがないことであるし、その後の努力次第で挽回できると思っていたからです。

実際に公務員から転職して2年間働いた後、再度転職をして公務員を辞めてから3年目で年収は450万円ほどになり、公務員時代より50万円年収が上がっています。
本人の努力次第で収入や働き方を変えられる感覚は公務員時代にはありませんでした。
収入が落ちたとしてもメリットで上げた自由時間が増えることで副業や自己啓発など本人次第で挽回できます。

信用が落ちる

公務員は誰もが認める安定した職業。それは金融会社から見ても同じで、住宅ローンやクレジットカードの審査にとても強いです。
公務員から転職すると、この信用力は大企業のようなよっぽど安定している会社でない限り落ちるでしょう。

今後家を建てたり不動産を買う予定があれば注意が必要です。
クレジットカードも作りたいものがあるのであれば転職前に作っておく方が無難でしょう。

③休暇が減った

民間企業に転職して、公務員時代よりも休暇は減りました。

公務員時代は入庁時から毎年20日有給が付与され、40日間までストックすることができました。
転職1社目も2社目も入社時の有給は2日、半年後に10日、その後は徐々に付与日数が増えていくという制度です。
20日付与までは約5年勤める必要があります。

夏休も公務員は5日でしたが現職は3日。
また公務員時代はそれらの休暇とは別に子どもの看護休暇が付与されていました。
現職ではそういった休暇はなく、幼い子どもがいる立場としてはその点では公務員は手厚かったと思います。

幼い子どもがいる方や、これから子どもが生まれる予定がある方などは注意が必要です。

まとめ:迷っている人はまず行動を

公務員から民間に転職して自分の人生の裁量権を得られたと感じています。
公務員時代は定年までこの環境にいるしかない。努力しても収入や待遇が変わらないのならなるべく楽したい。
そんなことを考えていました。

そんな中思い切って民間に転職することで、公務員時代に無かったやりがいや自由など様々なメリットを得ることができました。

メリットだけでなくデメリットがあるのも事実です。
公務員は民間企業と違って倒産やリストラになることはほぼありません。確実に定年まで働き続けられるなら公務員は安定だと思います。
しかし、人間関係や向いてない職場に異動となり精神的に働けなくなるリスクはあります。

自分自身の市場価値を高めどこでも働けるようにしておくこと、副業などで複数収入源を確保しておくこと。
これこそが予測不可能な現代においての安定ではないでしょうか?

公務員から民間企業への転職は万人におすすめできるものではありません。民間企業に転職したものの後悔する可能性もあります。
それでも現状に不満がある方は、まずは動いてみましょう。
転職サイトや転職エージェントに登録し、求人を見るだけでも新鮮な気持ちになれると思います。

特に私がおすすめするのは転職エージェントの利用です。
完全無料で利用可能で、転職に対する不安や転職事情、履歴書の転職から応募まで、あなたの転職活動をフルサポートしてくれます。

転職活動自体にはリスクはありません。
転職活動をしてみて自分には公務員の方が向いていそうであれば公務員を続ければいいだけです。
公務員を続けるべきか、辞めるべきか、迷っている方は一度行動してみてはいかがでしょうか。